現役のコンテンツディレクターに聞く!依頼する4つのメリットと重要性

コンテンツディレクターとは、コンテンツ制作に関するプロジェクト管理と記事品質を担保する担当者のことを指します。具体的には、記事の構成や初稿のチェック、ライターの進捗管理、案件全体のスケジュール管理などです。

本記事では、コンテンツディレクターが果たす役割と依頼するメリットを解説します。

後半では、現役のコンテンツディレクターである国立さんへのインタビューを通じて、「コンテンツ制作におけるリソース不足」や「WebライティングやSEOに関する知識が不足している」という悩みの解決策についてお話します。

この記事を書いた人
三宅 麦野

BtoBや取材案件、図解作成にも積極的に取り組んでいます!│スケジュール管理とテキストコミュニケーションが好き|子ども会役員│ドッヂボールやテニスなど球技が得意な体育会系|FP3級、日本化粧品検定3級、秘書検定2級 

三宅 麦野をフォローする

コンテンツディレクターとは

コンテンツディレクターとは、コンテンツ制作全体の管理をする人のことを指します。SEOライティングでは記事制作を通じて「お役立ち資料のダウンロード」や「CVの獲得」など、コンテンツ運営で期待したような成果を出すことが求められます。

しかし記事を多く公開するとなった場合、ライターの管理や原稿の修正などをクライアントの担当者が負担するのは大変です。そこでコンテンツディレクターの出番となります。

たとえば、「記事の品質管理」「スケジュール管理」「お客様の希望を記事コンテンツに反映」といった細かい調整の担当窓口をコンテンツディレクターに一元化できます。これにより、コミュニケーションコストを抑えつつ、記事品質を保ちつつ、スケジュールどおり記事を公開しやすくなるのです。

今回お話を伺った国立さんはコンテンツディレクターをして、約15人のライターチームで記事の執筆に対応しています。コンテンツディレクターとして、どのライターから納品された原稿も、一定以上のクオリティになるよう努めているそうです。

そのため「ライターの採用・管理」と「記事品質の確保」を、コンテンツディレクターの仕事の1つとして大切にしているとのことです。

コンテンツディレクターに依頼するメリット

コンテンツディレクターにコンテンツの作成・管理を依頼するメリットは下記の4つです。

  • コミュニケーションを一元化できる
  • 記事を大量発注してもコミュニケーションコストが上がりにくい
  • 改善策の提案をしてもらえる
  • コンテンツ制作の知見がある人の力を借りられる

コミュニケーションを一本化できる

多忙なクライアントにとって、コンテンツディレクターを通じてコミュニケーションを一本化することは大きなメリットです。

たとえば、複数のライターに直接記事を依頼するのは時間がかかります。責任を持って執筆できるライターのみを採用をしたり、1人ひとりとコミュニケーションを取ったりするのは大変です。さらに、記事に対するフィードバックや修正の確認、欠員の補充など、さまざまな手間が発生します。

しかし、コンテンツディレクター1人を通じてすべてのコミュニケーションを行うことで、これらの手間を大幅に削減し、より重要な仕事に集中できるようになります。

記事を大量発注してもコミュニケーションコストが上がりにくい

大量の記事を発注する際、コミュニケーションの負担は非常に大きくなります。

たとえば、SEOで検索上位を狙うキーワードが決まったらライターさんに発注・指示する必要があります。担当のライターさんを決めて納期までに構成作成・執筆を依頼します。

1~2人に発注するだけなら大した手間ではないかもしれません。ただし記事コンテンツを一定期間のうちに大量につくる場合、時には10人以上のチームを作る必要があることもあります。

その場合、連絡対応だけで半日~1日終わることもよくあることです。

しかし、コンテンツディレクターに依頼することでコミュニケーションコストが大幅に下がります。具体的には、下記の仕事をまとめて任せられます。

▼ライターとのコミュニケーションで必要なこと     
・ライターさん採用
・マニュアル整備(記事の質を担保)
・発注、進行管理(記事の納品本数を保証)
・原稿へのフィードバック など

これを自社の担当者だけで対応するのは時間と手間がかかり大変です。

しかし、コンテンツディレクターに依頼することで、ライターの採用からマニュアル整備、進行管理に至るまでの様々なタスクを効率的に進めることができ、コミュニケーションコストを大幅に削減することができます。

改善策の提案をしてもらえる

コンテンツを作っても、期待していたような成果が出ないクライアント様も少なくありません。知見や経験がない場合、SEO記事で「コンバージョン(お問い合わせ獲得、商品・サービスの購入など)を狙う」「検索結果画面での上位表示を狙う」などの結果を出すことは簡単ではないからです。

コンテンツディレクターに依頼すると「今のGoogleに評価されるコンテンツ作り」や「御社の場合SEOよりもホワイトペーパーや事例取材を作るべき」など改善案を提案してもらえることがあります。

期待しているような成果を出すためには、「納品して終わり」ではなく、記事公開したあとにコンバージョンが発生しているか、そもそも検索上位に上がっているか、記事が読まれているかなど、モニタリング・分析が必要です。そして、取得したデータをもとに改善策を提案し、売上貢献につなげます。

コンテンツディレクターは「コンテンツを作る」だけではなく改善を繰り返しながら「目標達成」を目指すことが重要な仕事の1つです。

コンテンツ制作の知見がある人の力を借りられる

コンテンツディレクターはSEOや記事制作の知識がある人が適任です。知見のある人に依頼することで、自社で1から取り組むより効果が出やすくなります。

コンテンツ制作にはライティングスキルだけではなく「最新のSEO情報」「Webマーケティング能力」「問題解決力」などが必要です。

「コンテンツ作成には詳しくない」「思ったような成果が出ない」という場合は、コンテンツディレクターに依頼すると、より早く成果を得やすくなります。

【インタビュー】現役のコンテンツディレクターに聞く

コンテンツディレクターとして活躍中の国立久吉さんに、コンテンツディレクターという仕事についていろいろ教えていただきました。


国立 久吉
SEO・取材・ディレクション・チーム対応による記事の大量制作…お気軽にご相談ください!2018年11月~文字起こし、2019年にライターデビュー。法人オウンドメディアで取材・コラム・SEOなどコンテンツ制作、20人が在籍するライターチーム運営。「売上に貢献する」コンテンツ制作を心がけております。岐阜県在住。インボイス登録事業者です。

コンテンツディレクターとして意識していることを教えてください

「お客様の負担を減らし利益を出すこと」を意識しています。

記事の質はもちろん、できるだけすぐ売上や成果の達成に繋がる提案がしたいです。実際、SEO記事の相談をいただいたお客様に、SEO以外の施策をご提案することもあります。

クライアント様への貢献を最優先に考えることで、回り回って自分やチーム全体のメリットにも繋がると信じています。

サイト運営におけるコンテンツディレクターの重要性について教えてください

サイト運営で思ったような成果を出すためには、より質の高いコンテンツディレクターを採用することが重要です。

たとえばコンテンツ運営において以下のような悩みを抱えている場合、コンテンツディレクターの知見を借りることを考えてみてはいかがでしょうか。

▼このようなお悩みはないですか?
・記事を増やしても効果が出ない         
・そもそも記事制作詳しくない
・リソース不足で制作まで手が回らない

ただし、本当にコンテンツディレクターが必要かどうかは、クライアント様の状況によって異なります。

たとえば、自社内でコンテンツの運営ノウハウやコツを熟知している場合は、わざわざ外部への依頼は必要ないかもしれません。しかし、肌感覚ではありますが、実際にそのようなスキルを持っている企業は少ないように思われます。

サイト運営でお悩みの場合は、一度コンテンツディレクターとして活動している人に相談してみても良いかと思います。

ディレクションの打ち合わせはどのように進めますか?

コンテンツディレクターの依頼があった場合、まずは打ち合わせを実施します。

一般的な流れは下記のような感じです。(クライアント様の悩みに合わせて柔軟に対応するので、必ずこの流れになるわけではありません)

1.問い合わせ
2.面談を提案、実施
3.(正式に採用していただいた場合)サイトの現状分析・改善案のご提案
4.都度お時間を頂き、現状のご報告や追加提案などを実施

私の場合はテキストだけのコミュニケーションだけでなく、オンライン・オフラインでの打ち合わせを大切にしています。直接しゃべることで、テキストだけでは伝わりにくい“相手との温度感”を把握するためです。

打ち合わせの頻度は、クライアント様に応じて柔軟に対応しています。

クライアントとのコミュニケーションで意識していることはありますか?

クライアントとのコミュニケーションにおいて、「相手の負担にならないこと」を心がけています。具体的には、テキストコミュニケーションの場合、相手が「はい」か「いいえ」で答えやすいように配慮しています。これは、メッセージのやりとり回数を減らすためにも大切なことです。

たとえば、「○○はどうしましょうか?」といった曖昧な質問は避け、提案を通じて相手に「はい」か「いいえ」で返答してもらいやすいように努めています。

提案ベースで仕事を進めることで、提案が問題なければお互いスムーズに仕事を進められますし、提案がダメな場合は「何がダメだったのか」を相手から引き出しやすくなるといったメリットがあります。

コンテンツ制作に関する不安があればお気軽にご相談ください

コンテンツ制作は、簡単に出来そうだと思う方も一定数いますが、実はそれほどラクではありません。「成果に繋がる記事」を書くにはコツが必要ですし、関係者へメッセージを送るにしても、コンテンツディレクター1人に連絡するのと、ライター数人に連絡するのでは負担に大きく差が出ます。

コンテンツマーケティングで成果を出すためには、経験や知識が大切です。

「社内リソースが不足しており手が回らない」
「複数人のライターとのコミュニケーションが大変」
「そもそも何からはじめたら良いのか分からない」

このようにお悩みの方は、お気軽に国立久吉さんまで相談してみてはいかがでしょうか。