「夜勤をもうやめたいけれど、日勤だけでは給料が安すぎて暮らせない」
「看護師の仕事がつらすぎて逃げ出したい」
看護師の仕事は夜勤をしなければ稼げず、昇給も少ないという現状があります。
そのため体力的・精神的に限界を感じていても、我慢して働いている看護師さんは少なくありません。
本記事では「限界看護師」の1人だった私が副業Webライターを始め、地獄から脱出できた体験談をご紹介します。
Webライターは場所や時間を選ばず働け、人間的にも成長できる魅力の多い仕事です。
体験談とともにWebライターの始め方もご紹介するので、副業選びの参考になれば幸いです。
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【体験談】看護師が副業Webライターで稼げるようになるまで
私は病院や施設の看護師として、2024年4月時点でトータル15年以上働いています。
いろいろあっても看護の仕事が好きで、ずっと続けたいと思っていました。
そんな私がWebライターを始めたきっかけは、悪名高い部署への配属になったことです。
もう無理！最悪な職場から逃げるために必死だった
当時配属されたのは、「帝国」「北朝鮮」という異名をもつ部署でした。
師長は看護師としては優秀ですがパワハラ全開で、しばしばヒステリックに怒鳴り物を壊します。
ナースステーションのゴミ箱は師長が蹴って壊すので、全てダンボール箱だったくらいです。
スタッフは師長の言いなりか諦めている人しかおらず、誰も信用できない雰囲気です。
おまけに仕事は非常に忙しく、昼休憩は10分程度しか取れず残業も当たり前な状況でした。
無理して働く日々が2年ほど続いた結果、腰痛を悪化させてしまいます。
身体は痛いし仕事もきつい現状に「看護なんてもう辞めたい」と初めて思うようになりました。
そんなある日、偶然流れてきたYouTube動画で「Webライター」という仕事を知ったのです。
看護師の仕事で記録関係が得意なため向いているかもと思い、チャレンジを決意します。
両立の大変さは副業仲間と乗り切った
Webライターになると決めてから、書籍やYouTubeを活用して勉強を始めました。
並行してクラウドソーシングに登録し、実際に案件への応募を開始します。
当然ですが最初は実績もない素人なので、なかなかうまくいきません。
挫折しそうになったときに「ライターはブログをやった方が良い」という情報を入手します。
そこでライティングの練習も兼ねて、ブログを立ち上げてみたのです。
しかし初心者にはブログ作業は難しい・分からないことばかりで、ふたたび挫折しかけます。
分からないところを質問できる場が欲しいと思い、有料のオンラインサロンに入会することにしました。
オンラインサロンに入会したことで、副業を頑張る仲間や成功している先輩と出会うことになります。
今もオフ会や作業会で交流は続いていて、尊敬できる素敵な方ばかりです。
ブログを始めて1年ほど経ったころ、先輩のご厚意でライターとして仕事を手伝わせてもらうようになりました。
添削してもらいながら経験を重ねた結果、複数のクライアント様から継続案件をもらえるまでに成長します。
仲間や先輩の存在がなければ、絶対に今の自分はなかったと確信しています。
副業開始3年目で常勤交代勤務→まったり日勤パート看護師に
Webライターを始めてから2年ほど経ち、副業収入が夜勤手当を超えるようになりました。
看護師以外で稼げるようになったことが、すごく嬉しかったですね。
ライター3年目になったころに交代勤務を辞め、地獄のような職場からの脱出に成功します。
現在は日勤パート看護師とWebライターの二足のわらじで頑張っています。
新しい職場では楽しく働けていますし、家族と一緒にいる時間も増えたので本当に幸せです！
看護師の私が副業Webライターとして工夫したポイント
新しく副業を始めるのは簡単ではなく、根性と忍耐だけではいずれ挫折してしまいます。
看護師の本業と副業Webライターを両立させるためには、効率と時間管理が重要です。
実際に3年間看護師と副業Webライターを両立させた経験から、コツをお伝えします。
医療ジャンルにこだわらず経験を積む
看護師だから医療ジャンルしか書けないと思わず、「調べれば書けそう」な案件なら応募してみましょう。
医療ジャンルは激戦であり、初心者のうちは案件の獲得が難しいためです。
さまざまなジャンルの執筆をするうちに、得意なジャンルが見つかることもあります。
ちなみに私が初めてWebライターとして獲得した案件は、ペット関係の記事執筆でした。
初心者のうちは医療ジャンルにこだわらず、経験を積むことを優先して立ち回ると良いです。
人とのつながりを大切にする
Webライターは1人で行う副業だからこそ、人とのつながりはなにより重要です。
副業Webライターの多くは企業に所属しない、いわゆる「フリーランス」になります。
フリーランスは自由である一方で、孤独になりやすいものです。
仲間がいるとモチベーションを維持しやすく、有益な情報も入手しやすくなります。
看護実習を乗り越えられたのは仲間がいたからって方も多いはず！副業も同じです。
仲間や人脈づくりにはSNSやオンラインサロンなど、さまざまな方法があります。
Webライターとして稼ぎたいなら、良い人脈作りはマストです。
スキマ時間を活用する
看護師と副業Webライターを両立させるためには、スキマ時間の活用が肝になります。
スキマ時間を上手に使えれば、副業を習慣化しやすくなるためです。
忙しくて本を広げる余裕がないときは、YouTubeやラジオの活用をおすすめします。
YouTubeなら【リベ大】スキルアップチャンネルの「初心者でもできるWebライターの始め方」は非常に分かりやすいです。
またvoicyというラジオアプリでも、Webライターやブログについての配信を無料で視聴できます。
voicyなら「ゴウラジ」は、気軽に聴けて有益なのでおすすめです。
スキマ時間を活用し、副業を習慣化すると継続しやすくなります。
WordPressでブログを始める
Webライターとして活動するなら、WordPressでブログを始めるのをおすすめします。
WordPressは、ブログやウェブサイトを専門知識不要で簡単に作れるソフトウェアです。
WordPressを扱えると仕事の幅が広がるほか、ブログ自体をポートフォリオにできるメリットもあります。
また、ブログにアドセンスやアフィリエイトといった広告を貼って収益を得ることも可能です。
私はペットブログを運営していて、猫のご飯代はブログ収益で稼いでいます。
月々数千円程度の費用はかかりますが、WordPressの操作はできるようにしておくと良いでしょう。
本業中に副業の話はしない
職場での立場を危うくする可能性があるため、本業中に副業の話をするのは避けた方が無難です。
副業でバイトをするのが当たり前という空気の職場でも、建前上副業を禁止にしているケースは多くあります。
Webライターのような珍しい副業は、詮索されたり変な噂を立てられたりしやすいものです。
看護業界は面倒な人間関係が多いため、職場で副業のことは話さないのをおすすめします。
「初心者詐欺」に注意する
WebライターとしてSNSを活用する際に注意してほしいのが「初心者詐欺」です。
「ライター初心者」といったワードで投稿すると、無意味なコンサルや情報商材を売りつける詐欺師からメッセージが大量に来ます。
特に看護師はお金があると思われているため、詐欺に狙われやすくなっています。
メッセージで「電話」「公式LINE」「師匠」といったワードが出てきたら全て詐欺です。
SNSは仲間ができたり有益な情報を得られたりしますが、初心者詐欺に注意して利用してください。
看護師が副業Webライターになるには
一般的なバイトと違い、Webライターはどのように始めれば良いか分からないという方もいるかもしれません。
本項目では、看護師が副業Webライターを始める際の代表的な流れをご紹介します。
本やネットなどで勉強する
Webライターとして活動するには、ライティングの専門的な知識を学ぶ必要があります。
ライティングのプロとして、正確で読者のニーズを満たす記事を執筆することが求められるためです。
私は「新しい文章力の教室」という本を何度も読んだあとに、自分のブログで執筆をしてライティング力を鍛えました。
また書いた記事は誰かに読んでもらい、フィードバックを受けるのが上達の近道です。
SNSやオンラインサロンなどで、フィードバックし合える仲間を作るのをおすすめします。
ちなみに私はライティング講座も複数受講しましたが、高額な費用の割には効果を感じませんでした。
本やネットで勉強して記事を書きフィードバックを受ける勉強方法なら、初期投資も少なく済みます。
クラウドソーシングへ登録する
基本的なライティングについて学んだあとは、クラウドソーシングに登録し案件に応募してみましょう。
クラウドソーシングとは仕事を発注したいクライアントと、フリーランスをつなげるサービスです。
ランサーズとクラウドワークスは、初心者も応募できる案件が多いため登録しておくのをおすすめします。
看護師の副業は時間との勝負なので、なるべく単価の高い案件を受注するのが稼ぐコツです。
経験上1文字0.5円〜の案件を数記事執筆し実績を作ってから、1円以上の案件に応募すると受注率が上がります。
クラウドソーシングは初心者でも利用しやすいサービスなので、活用してみてください。
ホームページ・SNSなどに直接応募する
安定して1文字1円以上の案件を受注できるレベルになったら、直接応募での案件獲得もおすすめです。
直接応募する方法は、ホームページやSNSのライター募集や知人の紹介などがあります。
クラウドソーシングより好条件な案件が多く手数料もかからないので、収入アップに効果的な方法です。
私の場合は2年目以降から、営業やスカウトを経由した直接契約が増えました。
直接応募は個人契約になるので、契約書を交わす・条件を記載し証拠を作るなどトラブルを未然に防ぐ対策は必要です。
Webライターとしてある程度実績がついたら、直接応募も視野に入れてみてください。
看護師が副業でWebライターを始めて実感したメリット
Webライターの副業は看護師のスキルを活かしつつ、在宅で働けるメリットがあります。
本項目では、看護師が副業にWebライターを選ぶメリットを具体的にご紹介します。
看護師以外の収入源を得られる
副業により経済的にゆとりが生まれ、合わせて将来の不安も軽くなる点は大きなメリットです。
看護師は身体的・精神的にハードなので、いつまで働けるか不安な方は少なくありません。
副業で稼げるようになれば、「嫌なら辞めれば良い」と思える余裕もできます。
看護師以外で収入を得られるようになると、働き方の選択肢が広がります。
時間や場所に縛られず働ける
Webライターの副業は、パソコンとネット環境があれば働ける点もメリットです。
シフト制のバイトと異なり、納期さえ守れば働く時間や場所は自由です。
子育てや介護をしている方でも始めやすく、自分のペースで続けやすいといえます。
Webライターなら、在宅ワークで夜勤手当分くらい稼ぐのはさほど難しくありません。
看護師のスキルを活かせる
看護師のスキルを活かせる医療系ライティングは、稼ぎやすいジャンルといえます。
医療系の記事は正確で専門的な知識を求められることから、高単価な案件が多いためです。
また本業の知識を活かせるため、リサーチに時間がかからない点もメリットといえます。
職場以外で仲間ができる
副業を始めると自分を良い方向に変えてくれる出会いに恵まれ、人間的にも成長できます。
有益な知識を得たり尊敬できる人ができたりする経験は、人生を豊かにしてくれるものです。
私は副業を通してたくさんの人と出会えたことが、一番のメリットだと思っています！
看護師が副業でWebライターを始めて気付いたデメリット
副業Webライターを始めるのに一番ネックになるのは、時間が圧倒的に不足することです。
また最初のうちは、営業活動に苦戦するかもしれません。
デメリットを知った上で始めれば挫折しにくくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
時間の余裕がなくなる
看護師は仕事が忙しいこともあり、副業に費やす時間を作ることはもっとも重要な課題です。
副業を継続するにはスキマ時間の活用や家事の時短など、効率化を意識することをおすすめします。
Webライターに限らず、副業を始めると自分の時間が少なくなることは覚悟した方が良いです。
看護師ライターは激戦ジャンルなので採用されにくい
看護師資格で応募できる、医療系ライティング案件が激戦な点もデメリットです。
高単価であることや、看護師資格をもつWebライターの増加により競争率が上がっています。
経験豊富な方に案件が集中する傾向はあるので、採用されるには実績作りが大切になります。
思っていたよりも営業が大変
看護師は営業経験のないことが多いため、自分から仕事を取りに行くのをネックに感じる方もいるかもしれません。
ただWebライターの営業は対面や電話で行うのはまれで、メールでのやりとりが主流です。
最初のうちは案件獲得に苦労しますが、実績を増やせば営業せずに仕事をもらえるようになります。
看護師の働き方に限界を感じたら副業Webライターで自由に働くのがおすすめ
仕事に限界を感じている看護師さんには、本業以外で稼げる手段を作るのをおすすめします。
副業Webライターなら時間と場所を選ばず働けて、看護師の経験も活かしやすいです。
なにより副業を通してたくさんの良い出会いがあると、人生をより楽しくできます。
ゆったり自由な働き方をしたい看護師さんは、副業Webライターを始めてみてはいかがでしょうか。
