WebライターはWebエンジニアやWebデザイナーよりも学ぶことが少ないため、はじめやすい職種です。
仕事の探し方は、クラウドソーシングサイトやSNSなど、さまざまな方法があります。しかし、ただ闇雲に応募してもなかなか仕事は獲得できません。
そこで本記事では、私の実体験をもとにWebライターの仕事の探し方や、成功させるコツについて解説します。
Webライターとして仕事を受注して安定して稼ぎたい方は、ぜひ、最後まで記事をご覧ください。
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実際に成果へ繋がった!Webライターが仕事を探す方法おすすめ4選
Webライターが仕事を探す主な方法は次のとおりです。
・クラウドソーシングサイトで応募する
・ブログで発信する
・SNSを利用して仕事を見つける
・人脈や紹介を通じて仕事を見つける
それぞれについて、詳しく説明します。
クラウドソーシングサイトで応募する
Webライターを始めたばかり・経験が少ない場合は、クラウドソーシングサイトで案件を探し、応募するのが良いでしょう。
私も、「ライターを始めよう」と思ったとき、はじめにやったのがクラウドソーシングサイト(クラウドワークス・ランサーズ)へのアカウント登録でした。私は、ライティングスクールやコミュニティに入らずに、いきなりライターの世界に足を踏み入れています。「とりあえず大手に登録しておけば募集も多いし、何とかなるでしょ?」と安直に思っていたのです。
けれど、そんなうまくいくはずがありません。
ネットで検索して、見よう見まねでプロフィールを登録・応募しても、すべて落ちてしまいました。
そのときは「なぜ?」と思っていました。けれど、当然です。私がライターを始めたのはコロナ禍真っ只中で、同じような人が急激に増えた時期です。実績も経験もない・何の特技もない主婦が応募したところで、採用してもらえないのは考えなくてもわかることですよね。
さらに、この時点の私は、プロフィールや提案文の書き方が全くわかっていませんでした。
今さらですが、クラウドソーシングサイトを利用して応募するのなら、提案文やプロフィールの書き方は、しっかり学んでおくべきだったと思います。なぜなら、クラウドソーシングサイトで応募して、クライアントが一番初めに見るのが提案文だからです。
私は、提案文やプロフィールの書き方が全くなっていなかったので、何度応募しても採用されなかったのです。
ブログで発信する
ブログで発信するのも、Webライターとして仕事を探すのに有効な方法です。
クライアントは、自社の記事が書けるWebライターを探すためにブログを見ています。ブログは自由に書けるので、自分の書きたいジャンルや分野について発信していきましょう。
ブログに書かれている記事の内容にクライアントが興味を持ったとき、ブログに問い合わせフォームがあれば、そこから仕事の相談を受けることがあります。
実際に、私も2件ほどブログから問い合わせをいただき、今も継続して執筆中です。しかも、クラウドソーシングサイトで仕事を探すよりも高単価のご依頼をいただいています。
私は以前、クライアントの一人に「どうして私に声を掛けてくれたのか」と聞いたことがあります。
その方は、セキュリティのジャンルが書けるライターを探していて、ライターの個人ブログをいくつも見ていたそうです。そして、たまたま私のブログにたどり着き、ブログの内容と、SNSの発言から声を掛けてくださいました。ブログはほとんど更新していない状態でしたが、「依頼できるレベルだと思った」と仰っていました。
そのときに、執筆本数は少なくてもブログで発信しておくべきだな、と思いました。
また、ブログで執筆した記事はそのままポートフォリオにもなるので、Webライターがブログを運営していくことは大きなメリットになります。「ライターを始めたばかりだから実績なんてないよ」という方こそ、ブログを書いてみてはいかがでしょうか。
SNSを利用して仕事を見つける
ライターにとって、SNSは欠かせない活動の場です。なぜなら、X(旧Twitter)やSNSにて、Webライターの募集をしていることもあるからです。
ライターを始めたら、ライター用のSNSアカウントを作成し「#ライター募集」のハッシュタグで検索してみましょう。募集のポストが想像以上に多いことに気づきます。
気になる案件にはDMで連絡し、詳細を確認しましょう。
応募するときは、プロフィールとポートフォリオのURLをDMに添付しておくと、経験や実績をアピールしやすく、募集者側も状況を把握しやすくなりますよ。
また、SNSのプロフィールページでも、得意なジャンルや実績がわかるようにしておくと、クライアント側から連絡が来ることもあります。
SNSのDMは、誰からでも受け取れるように設定しましょう。DMを制限していると、せっかくのチャンスを逃がしてしまう場合もあります。「スパムメールが怖い」という気持ちはわかりますが、そのようなメールは無視して構いません。
人脈や紹介を通じて仕事を見つける
Webライターは、人脈や紹介を通じて仕事を依頼されることもあります。どのようなことかと言うと、知り合いのライターから直接仕事を依頼されたり、付き合いのある知り合いから「記事を書いて欲しい」と言われたりします。
また、Webライターのコミュニティにて、参加者のみに案件を募集していることもあるので、活用するのも一つの手です。
Webライターは基本的にひとりの作業になりますが、交流を深めておくとなにかとメリットが多いので、適度に他のライターと交流するのはおすすめです。
例えば、私は次のようなメリットがあると感じました。
- 他のライターさんの経験から、自分に何が足りないのかわかる
- ライターさんのミスを通じて、自分も同じ過ちをしていたことに気づく
- 自分がフォローしていなかったライターさんの、有益情報を教えてもらえる
- ライターとしての悩みを聞いて貰える・ときにはアドバイスももらえる
- 他のライターさんの頑張りを見て、「私も頑張らないと!」と思える
これは、ほんの一部です。「私、コミュ障だから交流は難しい」という方も、ぜひ勇気を持って話しかけてみてください。一言でも構いません。優しい方が多いので、皆さんフレンドリーに接してくれますよ。
Webライターとして必要なスキル
Webライターになるために特別なスキルは必要ありません。私も、ただ「書くのが好き」という理由だけで、ライターへの道を踏み出しました。
ただし、経験やスキルが少ない間は他のライターと比べて収入は低くなります。そのため、安定して稼ぐためには文章の書き方やお客様とのコミュニケーション方法を学ぶ必要があるのです。
参考までに、Webライターに求められるスキルの一例を紹介します。
・基本的なパソコンスキル
・SEO(Search Engine Optimization)への理解
・信頼性の高い情報を収集できるリサーチ力
・わかりやすい文章を執筆するスキル
・著作権や引用などのルールの理解
Web上の記事は、Webサイトやコンテンツを検索エンジンでより上位に表示させるための戦略である「SEO」を意識して書くことを求められることがあります。
また、オウンドメディアの多くは「WordPress」と呼ばれるコンテンツ管理システム(CMS)を利用して自社サイトやブログを運営しています。そのため、WordPressの知識があるとライターとして活躍しやすくなります。
Webライターとして仕事を探すために必要な準備
Webライターとして仕事を探すための主な準備には、次のようなものがあります。
・プロフィールとポートフォリオを作成する
・サンプルを用意する
・ジャンルの方向性をある程度決める
・SNSやブログを運営する
それぞれについて、詳しく紹介していきます。
プロフィールとポートフォリオを作成する
Webライターとして仕事を探すための準備として、はじめにプロフィールとポートフォリオを用意しましょう。
・プロフィール:今までの経験や人物像(特徴)をまとめたもの
・ポートフォリオ:実績をアピールするためのもので「作品集」ともいう
クライアントは、プロフィールやポートフォリオを見て仕事を依頼できそうかどうかを判断するので、この2つは特に重要です。
ポートフォリオには自分のスキルや実績をまとめますが、実績がない場合はサンプル記事を作成して、そのURLを掲載すると良いでしょう。
※過去に執筆した記事をポートフォリオに掲載したい場合は、必ずクライアントの許可を取ってください。許可を取らずに掲載してしまうと、トラブルに発展する恐れがあります。
サンプルを用意する
Webライター未経験や提示できる実績がない場合には、サンプル記事が必要不可欠です。
クライアントの立場で言えば、ライターのレベルがわからないまま依頼するのはリスクが高く、とても怖いことです。そのため、事前にサンプルとなる記事を見てイメージできれば、クライアントも安心してライターに案件を依頼できます。
サンプル記事は、クライアントが募集しているジャンルに沿ったものを用意した方が好印象です。しかし、募集期間が短く用意できない場合は既存のサンプルでも構いません。
ジャンルの方向性をある程度決める
Webライターとして仕事を探すときには、「過去に経験している」「生活の中で馴染みがある」ジャンルにすると良いでしょう。
Webライターとして仕事が欲しいからといって闇雲に応募すると、記事が書ききれない・リサーチや執筆に想定以上の時間がかかるなどのリスクがあります。
ただし、はじめからジャンルを狭めてしまうと、案件が見つからず応募できない恐れもあるので、「書けそうだな」と思ったときには応募しましょう。実際、私も一時期、IT系にジャンルを狭めてしまい、全くと言っていいほど応募できなかった期間がありました。
SNSやブログを運営する
SNSやブログを運営するのも、Webライターとして仕事を探すのに有効な方法です。
SNSやブログから仕事の相談を受けることもありますが、これらを運営していくことはWebライターとしてのノウハウを身につける機会にもなります。
ブログを運営するのならWordPressがおすすめです。
なぜなら、メディアの記事はWordPressでの入稿が多いため、知識があるとクライアント側は仕事を依頼しやすいからです。
また、ブログは時間こそかかりますが、アフィリエイトでも稼げる可能性があります。ライターとしての仕事が少ない間は、ブログに営業時のサンプルとなる記事を執筆すると良いでしょう。
営業のために執筆した記事が、アフィリエイトに繋がることもあります。
Webライターの仕事を成功させるためのコツ
Webライターの仕事を成功させるための主なコツは4つあります。
・プロフィールとポートフォリオは定期的に見直す
・案件にあった提案文を作成する
・熱意を込めてアピールする
・クライアントとの関係性を築く
それぞれ、詳しく説明します。
プロフィールとポートフォリオは定期的に見直す
プロフィールやポートフォリオは定期的に見直し、更新しましょう。
Webライターは経験を積むとともに、実績や執筆可能なジャンルが増えたり、受注単価が上がったりしていきます。また、仕事を通じて身につけたスキルが増えていることもあるので、定期的にプロフィールやポートフォリオを見直し、現状に合ったものに修正していくことが重要です。
プロフィールやポートフォリオを見直すことは、自分の現状を客観的に見つめることにもつながり、今後の改善点を見いだせる可能性もあります。
案件にあった提案文を作成する
案件に応募する場合、応募文は案件にあったものを作成することが非常に重要です。
特に、さまざまな案件で同じ提案文を使い回すことは絶対にしてはいけません。テンプレは、相手にすぐに見破られます。
募集内容には質問が書かれていることが多いので、内容を十分に確認してすべてに答えましょう。提案文に質問の回答がないと「この人に発注しても、ルールに従ってくれない」と思われ、選考から弾かれてしまいます。実際に、私も慌てて応募した後に「あ!」と思ったことが何度かあり、その案件に採用されたことがありません。
このことからもわかるとおり、クライアントの要望にきちんと応えた提案文を添えるだけで、採用される確率はグッと上がります。
熱意を込めてアピールする
Webライターとしての実績がなくても、熱意あるアピールで採用して貰えることがあります。
私の経験を話すと、ある応募文にKWが記載されていたので、募集条件にはありませんでしたが構成を提案文に添付しました。
そのうえで、提案文に次のことを追記しています。
◯◯に以前より興味があり、関連する動画をよく観ています。
御社のメディアを拝見し、◯◯について幅広く情報を提供していて、大変興味が湧きました。
特に、◯◯の記事が面白かったです。その中でも、◯◯については全く知識がなかったため、大変勉強になりました。
御社のサイトを拝見し、私が今まで得た知識や経験が役に立つのではないかと思いました。また、私が経験したようなことを他の読者さんにも体験してもらいたいと考えております。
そのため、ぜひとも御社に貢献したいと思い、今回応募いたしました。KWをご提示いただいていたため、私が考えた構成も添付いたします。ご参照くださいますと幸いです。
このような私ですが、よろしかったらテストライティングを受けさせていただきたく存じます。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ご検討の程をよろしくお願いいたします。
この結果、〆切直前に応募したにもかかわらず、採用してもらえました。
クライアントとの関係性を築く
Webライターとして信頼されるためには、良好なコミュニケーションは欠かせません。
Webライターはひとりで仕事をするイメージが強いため、コミュニケーション能力は不要と思われがちです。しかし、実際はクライアントやWebディレクターとのやりとりが多い職種のため、ある程度のコミュニケーションスキルは必要になります。
コミュニケーションがうまくいかないとお互いに気まずくなるので、「画面の先には相手がいる」ことを常に意識しましょう。
Webライターとして活躍するなら仕事の探し方を覚えておこう!
Webライターとして安定するには、効率よく仕事を探して受注することが重要です。
仕事の探し方は、クラウドソーシングサイトや直接応募するなどさまざまなので、自分に適したものを利用しましょう。
また、Webライターになるには特別なスキルは必要ありませんが、Webに適した文章力やテキストコミュニケーション能力が求められます。
効率よく仕事を探して案件をこなしつつ、Webライターとしてのスキルを磨いていきましょう。