100キロ歩くライターがいるって本当?(自称)徒歩狂ライターさんを直撃インタビュー!

「1日で100キロ歩く大会に参加しました」
こう語るのは、現在ライターとして活動している、通称のだぺんさん。なぜ彼は歩き続けるのだろうか。歩くことにかける想いについて、のだぺんさんに話を伺った。


のだぺん さん
ウォーキングとお笑いが好きなライター。100kmウォークを9回完歩した経験あり。TwitterやYouTubeを通じてウォーキングに関するコンテンツを発信しています!
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この記事を書いた人
国立 久吉

岐阜在住のフリーランスライター/ライター組合(#ライ組 )1期生/編集者・コンテンツディレクターとしても活動中/KWリサーチ、構成作成、編集、CMS入稿/文字単価は3円~、記事単価は2万円~で受付中。インボイス発行事業者です。ポートフォリオ確認やお仕事のご依頼はポートフォリオページよりご連絡ください

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歩きはじめたきっかけは「たまたま自転車が壊れたから」

家と大学を徒歩で往復しはじめたことが歩きはじめるキッカケになった。大学と自宅は片道およそ2.5キロ。さらに片道2キロほどあるアルバイト先にも徒歩で移動するようになったという。

「1日1万歩はあたりまえ、というのが当時の感覚ですね。大学院時代、たまたま自転車が壊れたのがキッカケで。『じゃあもう歩くか』と思って(歩くことを)はじめましたね」

大学時代のバイトの同僚から誘われ、100キロウォークの世界へ

大学やアルバイト先に徒歩で移動するようになり、自分が比較的歩ける方であることを意識するようになった。社会人1年目にはマラソンにもはまり、週に3回、10キロほど走っていたこともあるという。

「10キロ走るようになってから『あ、自分って体力があるんだ』ということに気づきましたね。その後は登山をしたり、鉄道が好きだったので山手線を一周歩いたりしました。歩き終わった後、電車で帰る時はめちゃくちゃしんどかったです」

その後は当時の会社の同僚に誘われ、100キロウォークに参加するようになった。移り変わる景色や休憩所で支給される飲食物が楽しみになり、今後も継続的に参加したいと意欲を見せる。

ただし楽しい事ばかりではなかったようだ。足の皮がむけるのはもちろん、開催地によっては歩いても景観がほとんど変わらず、変化がなくてツラい思いもした。

「『とにかく楽しく歩こう』を第一にしているので、いまは景色を楽しめるかどうかを(100キロウォークに参加するかどうかの基準として)第一に考えています。神奈川県の小田原から東京まで歩く、東京エクストリームウォーク100という大会は景色の移り変わりが大きくて楽しかったです」

湘南の海、横浜の夜景、東京の深夜のオフィス街など、さまざまな風景を楽しめるのが見どころだと語る。

歩く楽しさを伝えていきたい

今後の目標は2つある。ひとつは「本州横断ゼロフジゼロ」という大会に参加すること、もうひとつは「歩くことの楽しさ」を伝える活動をすることだ。

本州横断ゼロフジゼロとは、新潟の糸魚川から静岡の田子の浦まで歩く大会のことだ。合計移動距離は300キロを超えるという。途中で富士山に登るほど過酷な大会である。

「本州横断ゼロフジゼロは毎年開催されていますが、はっきり言って今の自分の体力だと最後まで歩ききる自信はないです。トレーニングを重ねて、2〜3年後には参加したいと考えています。いまはブログやYouTubeで『ウォーキングって面白いよ』ということを、より多くの人に伝えていきたいと思っています」

僕の影響でウォーキングをはじめましたという人がいたら嬉しい、と明るい表情で語るのだぺんさん。100キロウォークに参加する方はけっして体育会系というわけではなく、社会人になってから歩いたり走ったりすることに目覚めた人も少なくないという。

「100キロウォークは決して競技ではありません。リタイアしても再びチャレンジできるので、歩くことを楽しみつつ自分の身体に支障がないようにしてほしいです」

ウォーキングが気になりはじめた方は、のだぺんさんの発信する「ウォークの魅力」をチェックしてみてはどうだろうか。